むつネキの雑記

ツイッターで長文を書くのが面倒なので作った比較的ちゃんとした雑記帳。ハードコアはいいぞ~

公募に出すとき考えたことの話

どうもMu2です。

最近ちょこっとDJ公募のことについて考えたりすることもあったので、この記事では名古屋のBeginnerModeの今回分公募で考えたこととか書いていきたいなあと思います。

(2017.10.19追記:これを書き始めたのは8月末だったんですが下書きに放り込みっぱなしだったので結局イベント後になっちゃいました。8月末と9月末と10月半ばに書いた文章が混在してます。)

公募を主催する側ではなくて、公募に応募する一人のDJの一つの考え方なんだなぐらいに思っておいていただければ幸いです。

 

 

 

・・・と書き始める前に今まで私が公募で受かったイベント名を書いてみます。

  • 2015/09/12 音ゲークラブイベント Feel The Beat!! 01 (広島) #FTB01
  • 2016/10/08 DefDistortion at OSAKA (大阪) #DefDis
  • 2016/10/23 同人音楽クラブイベント The Same Interests 2 (広島) #T_S_I
  • 2017/09/23 音ゲークラブイベント BeginnerMode vol.9 (愛知) #BeginnerMode

それでもって今まで公募に応募したけれど落ちたのは、記憶している限り

  • 2015年8月 BeginnerMode vol.7 (愛知)
  • 2016年2月 The Same Interests (広島)
  • 2016年3月 やばきゅーぶ (広島)
  • 2016年6月 Unexpected Downpour 05 (東京)
  • 2016年8月 BeginnerMode vol.8 (愛知)
  • 2016年8月 TOKYO HARD GROOVE SESSION '16 (東京)
  • 2017年5月 Beginning 01 (愛知)

・・・というところ。

BeginnerModeは今回三度目の公募にして初めて採用いただいた形です。2016年分はグルコス中心でエレクトロ、ハウス、トランス系統で応募してましたが、その年のゲストがNhatoさんで、まさにエレクトロ、ハウス、トランスの人で完全に傾向がダダかぶりしちゃいまして。残念。2015年分は・・・技術的に未熟だったのと多分レギュレーション的にまずかったのかな。他色々思い当たるけど真相は闇の中。では反省はこの辺にして本編へ。

 基本的な考え方

私が受かった公募に応募したときは如何にスキマ産業していくかに重きを置いて考えています。

イベント側が公募を行う時って、大概そのイベントに足りないものや新しい何かを求めて行われると思うんですね。自分たちはよく知らなかったけどこのジャンルもいいじゃん!とか、この人のmix初めて聞くけど超いいじゃん!とか。〇〇っぽいジャンルでやってくれる人が応募してこないかな~と考えてる場合もあるでしょう。公募主催したことないから知らんけど

ともあれ公募ということは他に応募してくる人もいるわけで、とするとその人たちとジャンルや傾向が被っちゃうとどうしても埋もれがちになる気はします。自分がやりたいジャンルが複数あるときは、他と被らなさそうなジャンルを攻めていくのも一つの手かも。という意味でもスキマ産業。

レギュレーション範囲内だとどうしても被りはでちゃったりしますけど。音ゲーって括りだとアニソン寄りからクラブミュージック寄りまで幅広いのでありがたいですね。

考えれば考えるほど他の応募者とイベントスタッフとの手の内読み合いゲーム感がでてくるなこれ・・・それも楽しいんですけど!

傾向と対策を練る -傾向リサーチと被らない対策-

で、スキマ産業していくにあたってはイベントで過去流れたジャンルや雰囲気を把握しておく必要があるのでは!というわけで今回のBeginnerMode vol.9への公募mixを作るにあたって次のようにメモ用紙に色々書いてました。こういうメモ練ったのは今回が初めて。

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デン

公募に出すにあたってまずTwitterでBeginnerModeのハッシュタグ>画像一覧を表示して、その中からレジデントDJの方々の過去二年分の流した曲履歴をざっと眺めてそれぞれの方の使用曲の傾向/イメージをメモしました。ジャンル名は詳しくないのでお見逃しを・・・

それからSPゲストの方ともジャンルが被るとよろしくないので、今年分のSPゲスト予想も立てて書き出してみました。とりあえず自分が知ってる範囲内で、ゲストに呼ばれそうな人をざっくり。

以上のことから、次のような観点から方向性を決めることにしました。

①去年はグルーヴコースター楽曲中心に出したので今年は別の括りで作る。

②レジデントDJ四名のメインジャンルはできるだけ避けたい。SPゲスト予想から、ハードコア系や一部のBass系(DnB、Drumstep等)も避けたい

③ハードコア系で応募してくる人もそこそこいるはずなのでやっぱりハードコア系は避けたい

・・・・②の後半部分についてはSPゲストが誰なのか先ほどのリストの中からさらに目星つけないと如何ともしがたいんですけど。③は自分の過去の体感から。

2018.08.10追記: 今は以前ほどハードコア一辺倒な流れじゃない気がするのでハードコア系で通しても前ほど被りはしない気がします。あとこれ相当主観補正入ってますね。自分の周りが自分含めハードコア勢多めだったのもあるかも。

絶対使いたい曲を絞り込んでみる

それから自分のやりたい事/やれそうな事を検討するにあたって、絶対使いたい曲を考えてみたら

  • Dr.ARM from IOSYS - SKYSCRAPER (グルコス)
  • Masayoshi Iimori - BREAK OVER (IIDX 24)
  • DJ Noriken - #MAGiCVLGiRL_TRVP_B3VTZ (IIDX24)
  • Expander - Entrapment (jubeat Qubell)
  • Pegboard Nerds & Quiet Disorder - Go Berserk (非音ゲー)

・・・という具合になりました。他にも使いたい曲はあるけどこの五曲がダントツ。

SKYSCAPERは毎回のDJで使ってる十八番(?)なのと、グルコス曲を聴く機会ってあんまりないよなあということでそこを補完する意味でも流したい。マジカルガールとBREAK OVERとEntrapmentは完全に趣味です。最近Bass系好きだし・・・Go Berserkは非音ゲーながら音ゲーマーに通じるネタが入ってるということでピックアップ。

・・・とここまで考えて「あれ?Trap/Bass系ってそこそこレアじゃね?」という事に気づきまして。ちょうど前述の傾向と対策にも合致する。というわけで公募に応募するmixの全体的な方向性は

Trap/Bass系中心の音ゲー曲mix

にスッと落ち着きました。意外とあんまり考えてない。たまたま自分がやりたいこととスキマが噛み合ったパターンです。ラッキー。

あとはBREAK OVERがギアチェン曲(150→100(200))だし、BPMとジャンルを大胆に変えるmixをやりたかったのでBPM変化も何回かやりたいなーと思ってました。

mixを作ろう

ここからはいつも通りiTunesでプレイリスト作って曲をとりあえず大量に放り込んで、全体の雰囲気を決めて少し絞り込んでmixを録ってみるだけです。

そうして公募締切二日前の朝にこのmixができました。BPM的には140→150→175→150→100(200)というかんじ。

やったー!うまいことできたぞ!応募しよう!

・・・と応募メールに使用曲を書き出していたのですが。

このmix、18:00あたりでaran & USAO - ShizukuでBPMが150→174になって、そこから

  • kors k - Ultra Hardcore
  • ASY - SEE THE LIGHTS
  • aran - VOLT
  • Junk - Pinky Magic

・・・と続いていくんですが、この流れを見て「あっこれMaozonさんUSAOさんaranさん来た時にモロ被りするわ」と思ってしまい。そうでなくてもDnB/UKHCの要素からレジデントDJの方と被ってしまうので、完全に自分の中では「あっこれダメだ」という風になっちゃいました。というわけでこれは没にして録りなおすことに。

テイクツー

色々考えなおした結果、BPMぐにょぐにょしたい欲は諦めることにして130→150→100(200)の方向で録りなおすことに。

というわけで録りなおしたmixがこちらです。

 

 全体的な曲目や雰囲気はあまり変えず、展開に合わせて少しずつ差し替えるようにしました。

最初のmixからの変更点は

  • DnB/UKHCの要素が多い展開を無くす
  • 序盤は大人しめのHouse/EDM/jersey clubから始める

というところでしょうか。jersey club系も一応Bass系として考えればいいか~ということと、あとはHouse/EDM系でもグルコスやクロスビーツの曲を交えて自分のいつもやっていることに寄せて他と差別化と自己主張を狙ったつもりです。

録りなおしたものの、最初に録った方とはメール送信間際まで悩んでましたが、結局こちらを提出しました。結果公募に採用いただけましてありがたい限りです。よかった~

おわり

・・・以上がBeginnerMode vol.9に採用いただいたmixができるまでの経緯です。

記事の前半でも書きましたが、私にとってDJ公募は、イベントに足りない要素なり新人発掘なり猛者を呼ぶなり、何かしらイベントにとって新しい要素をもたらすものなんじゃないかなあというイメージです。

あとは公募に応募すると、mix公開型ならイベント関係者の方だけでなくいろんな方にmixを聴いてもらえたり、他の人のmixを聴いて勉強できたりもするので、そういう交流が生まれるのもまたありがたいところです。非公開型でもイベント関係者の方に少し覚えてもらえたり。イベントに遊びに行ったときに「公募に応募してた〇〇です」って挨拶できるし。

そんなかんじなのでこれからもいいかんじのDJ公募があったら&日程が合えば応募していきたいなと思います。遠方でもDJがした~い!近場でもDJしたい!布教したい!

ではではこのへんで!